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[4S2-GS-2-02] フローマッチングにおける識別器を用いたWasserstein距離の最小化
キーワード:フローマッチング、拡散モデル、Wasserstein距離
深層生成モデルの学習では,モデル分布をデータ分布にどのように近づけるかが重要である.KL divergenceは最も広く使われる指標であるが,2つの分布が交点をもたない場合,勾配法による最適化が難しいという問題がある.フローマッチングは,その応用が広く研究されている深層生成モデルであり,さらに拡散モデルと同様にKL divergenceの上界を最小化していると見なすことができる.そこで,本研究では,フローマッチングの定式化においてWasserstein距離を最小化する手法を提案する.Wasserstein距離を計算するために識別器を導入し,その時間微分を0にするよう学習する.2Dのデータセットでの実験によって,提案手法が学習によってWasserstein距離を小さくすることができることを示す.提案手法の性能はフローマッチングに劣るものの,エントロピー正則化を用いて識別器の性能が与える影響について調べる.
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