2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 有機エレクトロニクスの萌芽的研究

[13p-1G-1~7] 有機エレクトロニクスの萌芽的研究

2015年9月13日(日) 13:15 〜 16:45 1G (レセプションホール2)

座長:福田 武司(埼玉大),奥崎 秀典(山梨大)

15:15 〜 15:45

[13p-1G-5] 界面化学的アプローチによる安定なn型カーボンナノチューブの創製

〇野々口 斐之1、河合 壯1 (1.奈良先端大物質)

キーワード:熱電変換材料、環境発電、耐熱性

単層カーボンナノチューブはフレキシブル熱電材料として注目されており、その高性能化やキャリア極性の制御が盛んに検討されている。一般に大気下で使用する場合、CNTはp型の輸送特性を示す。従来不安定とされたn型CNTについて、我々はこれまでにホスフィン誘導体を用いた比較的安定なn型ドーピング法を見出してきた。本講演では我々のこれまでの取り組みや、最近見出した耐熱性を示すn型CNT錯体について報告する。