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[13p-2M-5] Cu2SnS3系薄膜太陽電池の現状
キーワード:Cu2SnS3、太陽電池、薄膜
Cu2SnS3 (CTS)は,Cu, Sn, Sから成るp型の半導体であり,単斜晶構造においてEg = 0.9 - 1.0eVの禁制帯幅を持つ化合物半導体である。CTSは,レアメタルを一切含まず,豊富で安全な汎用材料のみから構成される新しいレアメタルフリー太陽電池材料である。我々はCu, Sn, Sの同時蒸着によるCTS薄膜を用いてSLG/Mo/CTS/CdS/ZnO:Al/Al構造の太陽電池セルを作製し,4.29%の光電変換効率を得た。本講演では,当研究室で行ってきたCTS系太陽電池のこれまでの開発と現状等について報告する。