2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[13p-4A-1~18] 11.1 基礎物性

2015年9月13日(日) 13:00 〜 17:45 4A (431-1)

座長:荻野 拓(東大),堀井 滋(京大)

13:00 〜 13:15

[13p-4A-1] テラヘルツ時間領域分光によるPb1-ySr2Y1-xCaxCu2+yO7+δ超伝導ゆらぎ観測

〇鵜沢 旭1、小森 祥央1、掛谷 一弘1 (1.京大院工)

キーワード:超伝導、超伝導ゆらぎ、テラヘルツ時間領域分光

Pb1-ySr2Y1-xCaxCu2+yO7+δ(Pb1212)は異方性が低く、超伝導転移温度が液体窒素温度を超える超伝導体であることから、超伝導線材などの応用が期待される物質である。Pb1212は単結晶化が困難な物質であることから、超伝導特性に関して不明な点が多かったが、本研究室において世界で初めて単結晶薄膜の育成に成功し、その超伝導特性が明らかになりつつある。本研究では、テラヘルツ時間領域分光法を用いたPb1212超伝導特性の測定結果、特に超伝導ゆらぎの評価結果について報告する。