2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[15p-1D-1~11] 窒化物半導体特異構造の科学 ~表面・界面の制御と物理~

2015年9月15日(火) 13:15 〜 17:45 1D (141+142)

座長:三宅 秀人(三重大),片山 竜二(東北大),熊谷 義直(農工大)

17:15 〜 17:45

[15p-1D-11] サファイア上への窒化物半導体エピタキシーにおける界面制御

〇三宅 秀人1、平松 和政2 (1.三重大院地域イノベ、2.三重大院工)

キーワード:AlN、選択横方向成長、高温アニール

窒化物半導体の転位密度の低減に,成長時におけるファセット制御が非常に重要である。GaNの有機金属気相成長(MOVPE)では,選択成長の結晶形態は成長温度,成長圧力などにより制御できる。ファセット構造を制御しながら選択横方向成長(ELO)を行うFACELOにより108cm-2台まで転位密度の低減が可能となった。また,MOVPE法によってサファイア上に成長させたAlNバッファ層をN2-CO雰囲気中,1700℃でアニールすることによって,AlNのXRCのFWHMが(0002)で16arcsec, (10-12)で154arcsecの大幅な低減に成功した。