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[15p-1F-13] インピーダンス分光法によるC60 : H2Pc共蒸着膜のキャリア移動度評価
キーワード:有機太陽電池、キャリア移動度、インピーダンス分光法
我々は、C60:H2Pc共蒸着膜の相分離結晶化が太陽電池性能の向上に不可欠だと報告してきた。本研究では、この共蒸着膜のホール移動度をインピーダンス分光法で評価した。共蒸発分子誘起結晶化法による高レベル相分離共蒸着膜のホール移動度が4.2×105 cm2/Vsで、基板加熱による低レベル相分離共蒸着膜よりも10倍高いことが分った。完全に近い相分離化がホールのルート形成を進めたためと説明できる。