2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 新機能探索・基礎物性評価

[15p-2T-1~18] 17.3 新機能探索・基礎物性評価

2015年9月15日(火) 13:45 〜 18:30 2T (232)

座長:根岸 良太(阪大),野内 亮(大阪府立大)

14:15 〜 14:30

[15p-2T-3] 高移動度グラフェンnpn接合を用いたエッジチャネル干渉系の実現

〇森川 生1、増渕 覚1、守谷 頼1、渡邊 賢司2、谷口 尚2、町田 友樹1,3 (1.東大生研、2.物材機構、3.東大ナノ量子)

キーワード:グラフェン、量子干渉、エッジチャネル

h-BNを誘電層として用いた高移動度グラフェンnpn接合を作製し、顕著な磁気抵抗振動を観測した。振動周期が磁場や磁場の逆数に対して等間隔でないことから、新規の量子干渉の存在が示唆される。そこで我々は、pn界面を伝搬するエッジチャネルに注目し、その間を貫く磁束に量子化条件を与えることで、振動構造が再現できることを示した。グラフェンpn界面において新規のエッジチャネル干渉系を実現した初めての結果である。