2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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[15p-PB2-1~53] 8 プラズマエレクトロニクス(ポスター)

2015年9月15日(火) 18:30 〜 20:30 PB2 (白鳥ホール)

18:30 〜 20:30

[15p-PB2-9] プラズマ支援燃焼における解離酸素原子の効果について

〇明石 治朗1、吉永 智一1、佐々木 浩一2 (1.防衛大学校、2.北海道大学)

キーワード:プラズマ支援燃焼、解離酸素原子、CHEMKIN

近年、プラズマ支援燃焼の研究が環境分野において盛んに行われている。これらの研究は化石燃料のより効率的な燃焼、低品質な燃料の有効利用をプラズマなどの重畳により実現しようとするものであり、化石燃料の枯渇、地球温暖化問題の解決を図る手段の一つとして注目されている。今回、プラズマにより解離された酸素原子が燃焼速度にどのような影響があるか。解離酸素原子が燃焼までにどのような振る舞いをするのかをシミュレートしたので報告する。計算結果から、未燃ガス温度の上昇により燃焼速度は大きく増加する。解離度を上げていくと0.001までは大きな増加はなくほぼ一定値となっているが、どの未燃ガス温度においても解離度が0.001以上では燃焼速度の増加がみられる。初期ガス温度が293K、解離度が0.05の時に燃焼速度は通常火炎の場合より約24%大きくなる結果が得られた。