2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[16a-1B-1~12] 21.1 合同セッションK ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス

2015年9月16日(水) 09:00 〜 12:15 1B (133+134)

座長:川原村 敏幸(高知工科大)

12:00 〜 12:15

[16a-1B-12] ワイドギャップ酸化物半導体のプラズモニック技術:
可視電波透過性を有するフレキシブル熱線反射シートの創出

〇松井 裕章1、古田 晋也2、長谷部 貴之3、蓮池 紀幸4、田畑 仁1 (1.東大工、2.巴製作所、3.税関中央分析所、4.京都工繊大)

キーワード:ワイドギャップ酸化物半導体、表面プラズモン、ナノマテリアル

人間が感じる熱線を光反射によって遮蔽可能なスマートウインドウの構築は、快適な都市環境に向けて必要である。本講演は、可視・電波透過性を併せ持つ反射熱線シートの創出に向けて、酸化物半導体を用いたプラズモニック技術を提案する。ナノ粒子間の局所空間で生じる近接場現象が近赤外・中赤外域で選択的な光反射性能を発現させ、同時に可視・電磁波透過性を維持する。本研究は、酸化物半導体の新しい光学制御の観点を与える。