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[16a-2N-8] カルボラン誘導体のAu(111)表面吸着サイト選択性
キーワード:カルボラン誘導体、第一原理計算、吸着構造
カルボランは炭素とホウ素を正多面体の頂点に含むかご型有機物であり、その超芳香族性によって種々の誘導体が存在するため有望な機能性材料の一つである。本研究では、第一原理計算によってAu(111)表面上へのデカメチル-p-カルボランチオール(dmpct)の吸着構造と電荷状態を明らかにする。dmpctがAu-S結合によりステップ上端に吸着した構造が最もエネルギーが低く、STM観察の結果を再現した。