[14a-A36-1~14] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[14a-A36-11] 切粉を原料としたシリコンナノ粒子を用いたリチウムイオン電池負極のFEC添加およびカーボンコートによる特性改善のメカニズム解明

〇松本 健俊¹、喜村 勝矢¹、小林 光¹、西原 洋知²、粕壁 隆敏²、京谷 隆² (1.阪大産研、2.東北大多元研)

キーワード：シリコン、リチウムイオン電池、ナノ粒子

ウェハースライス過程で大量の産業廃棄物となるSi切粉を粉砕し、安価なSiナノ粒子を創製し、Liイオン電池の電極活物質に応用した。電解液への10~15 wt%FECの添加によりLi挿入時の体積変化によるSi剥離を抑制し、安定な薄いSEIを形成でき、Siナノ粒子へのCコートによりC/Si比が0.1～0.21の時にSi剥離を抑制し、100サイクル目で1610 mAh/gの放電容量を示した。