[14p-B11-1~13] 12.4 有機EL・トランジスタ

[14p-B11-2] 有機半導体Ph-BTBT-C10単結晶薄膜トランジスタにおける積層数依存特性

〇(M2)浜井 貴将^1,2、荒井 俊人¹、峯廻 洋美²、井上 悟³、長谷川 達生^1,2 (1.東大院工、2.産総研FLEC、3.日本化薬)

キーワード：有機半導体、単結晶薄膜、層間アクセス抵抗

Ph-BTBT-C10は多結晶薄膜でも高い移動度を持つことが報告されている、優れた有機半導体材料である。ブレードコート法により、膜厚の異なる大面積な単結晶薄膜を再現良く作製することができ、X線回折から高い均質性を持つ層状結晶であることが確認された。トップコンタクト型デバイスを測定すると、積層数の増加によって特性が低下する振る舞いが見られた。これは、分子の持つアルキル鎖に由来する層間アクセス抵抗が原因だと考えられる。