2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[14p-B12-1~18] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2016年9月14日(水) 13:30 〜 18:15 B12 (展示控室4A-4B)

竹内 恒博(豊田工大)、渡邉 孝信(早大)、山本 貴博(東理大)、森 孝雄(物材機構)

17:45 〜 18:00

[14p-B12-17] Fe2VAl系熱電材料の人工超格子による熱伝導度制御

〇(PC)廣井 慧1、竹内 恒博1,2 (1.豊田工大工、2.JSTさきがけ)

キーワード:熱電材料、格子熱伝導度、人工超格子

本研究では、Fe2VAl系熱電材料の熱伝導率低減による特性向上を目的として、RFスパッタ法によるFe2VAl/Mo人工超格子膜の作成を試みた。成膜時の基板温度を600 °Cとすることで、各層のエピタキシャル成長が確認された。全膜厚を一定に保ちつつFe2VAl層の分割数を増加させていくと、熱伝導度が有意に減少した。さらに、Fe2VAl層の膜厚を40 nm以下としたとき、熱伝導度の増大が確認された。