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[14p-B12-17] Fe2VAl系熱電材料の人工超格子による熱伝導度制御
キーワード:熱電材料、格子熱伝導度、人工超格子
本研究では、Fe2VAl系熱電材料の熱伝導率低減による特性向上を目的として、RFスパッタ法によるFe2VAl/Mo人工超格子膜の作成を試みた。成膜時の基板温度を600 °Cとすることで、各層のエピタキシャル成長が確認された。全膜厚を一定に保ちつつFe2VAl層の分割数を増加させていくと、熱伝導度が有意に減少した。さらに、Fe2VAl層の膜厚を40 nm以下としたとき、熱伝導度の増大が確認された。