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△ [14p-B13-11] 炭素架橋フェニレンビニレンによる自己組織化マイクロ共振器
キーワード:光共振器、炭素架橋フェニレンビニレン、自己組織化
有機材料からなるマイクロ共振器は簡便なボトムアッププロセスによる作製が可能であり、低閾値レーザーや電界駆動レーザーの開発に向けた研究が進められている。有機レーザー材料の中で、パラフェニレンビニレン (PPV) は優れた電気的・光学的特性を示す有望な材料の一つである。近年、PPVを炭素架橋した分子 (Carbon-bridged oligo-para-phenylenevinylene, COPV) が開発され、レーザー発振特性と優れた光耐久性を示すことが報告された。本研究では、COPVの自己組織化によるマイクロ球体およびマイクロ結晶の作製を行った。作製した構造体を共振器として用い、フェムト秒 (fs) 光ポンピングを行った結果、レーザー発振特性を得たので報告する。