[14p-P17-1~4] 7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術

[14p-P17-1] レーザーによるCaの同位体分離に関する研究

〇江崎 雄太¹、寺西 叶¹、藤田 拓馬¹、橋詰 和昭¹、玉川 洋一¹、小川 泉¹、仁木 秀明¹ (1.福井大工)

キーワード：同位体分離

ニュートリノの質量を決定する為に行われる二重β崩壊実験において、⁴⁸Caを用いる方法が有望であるとされている。⁴⁸Caは崩壊エネルギーが二重β崩壊を起こす原子の中で最も大きいためである。一方、Caは室温で気体化合物が存在しないため、遠心分離法などを用いることができず、効率的な濃縮方法が確立されていない。我々は、レーザー光の輻射圧を用いた同位体濃縮と、二波長光イオン化法による同位体濃縮の適用性を検討している。