2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[15a-B12-1~10] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2016年9月15日(木) 09:30 〜 12:15 B12 (展示控室4A-4B)

塩見 淳一郎(東大)、馬場 寿夫(JST)

10:30 〜 10:45

[15a-B12-5] 巨大負熱膨張物質Bi1-xSbxNiO3のサイト間電荷移動相転移

西久保 匠1、岡 研吾2、酒井 雄樹3、東 正樹1 (1.東工大フロンティア材研、2.中央大理工、3.神奈川科学技術アカデミー)

キーワード:負熱膨張

BiNiO3は常圧でBi3+0.5Bi5+0.5Ni2+O3の特異な電荷分布を持つが、圧力印加でBi3+Ni3+O3の酸化状態へと変化し体積が減少する。Aサイトにランタノイドを置換したものでは昇温により同様の相転移が起こることから負熱膨張物質として知られている。今回合成したBi1-xSbxNiO3ではx≧0.1で対称性に変化のない斜方晶(Pnma)から斜方晶(Pnma)への相転移と負熱膨張が確認された。