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[15p-A33-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 糖鎖機能化グラフェンFETを用いた抗ウイルス薬効評価のためのノイラミニダーゼ反応計測
キーワード:グラフェンFET、バイオセンサー
ウイルス解離の過程は抗ウイルス薬の標的であり、インフルエンザにおいてもノイラミニダーゼ(NA)の阻害が有効である。抗ウイルス薬の評価は主に培養細胞を用いて行われるが、定量性に課題があり作用機序の評価も困難であった。我々は、グラフェンFETを用いてNA存在下でウイルスが糖鎖から解離する様子を電気的に測定し、薬剤添加時と比較して薬剤作用の定量評価を目指す。今回は糖鎖機能化グラフェン上でNAの反応を電気的に計測した。