2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 熱電変換の現在と未来: ZTはどこまで上がるのか?

[16a-A34-1~8] 熱電変換の現在と未来: ZTはどこまで上がるのか?

2016年9月16日(金) 08:45 〜 12:15 A34 (301B)

宮﨑 讓(東北大)、大瀧 倫卓(九大)

11:00 〜 11:30

[16a-A34-6] ZT > 2 を実現する条件と新しい熱電材料の開発

竹内 恒博1 (1.豊田工業大学)

キーワード:熱電材料、線形応答理論、電子構造

線形応答理論に基づき,熱電材料の無次元性能指数ZTを向上させる新しい材料設計指針を構築した.この指針は,電気伝導度,ゼーベック係数,電子熱伝導度を支配するエネルギー領域が,互いに異なっていることを利用している.この指針に従い熱電材料の電子構造にわずかな変調を与えることで,ZTの値が著しく増大することを明らかにした.講演では,その詳細を説明するとともに,指針に基づく材料開発の現状を報告する.