2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[16p-B1-1~13] 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2016年9月16日(金) 13:30 〜 17:00 B1 (展示ホール内)

牧山 剛三(富士通研)

13:30 〜 13:45

[16p-B1-1] プラズマ励起原子層堆積保護膜によるAlGaN/GaN HEMTの表面安定化

鈴木 貴之1、山田 富明1、河合 亮輔1、川口 翔平1、張 東岩1、岩田 直高1 (1.豊田工大)

キーワード:窒化ガリウム、高電子移動度トランジスタ、原子層堆積

AlGaN/GaNヘテロ接合を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT)は,マイクロ波通信および電力制御用のパワーデバイスとして好適である.しかしながら,高密度の表面準位により,ドレイン電流の減少などの特性劣化が生じる.AlGaN/ GaN HEMT特性の安定化に向けては,表面保護膜が広く議論されているものの[1] ,化学気相成長法による成膜では表面未結合手の良好な終端は困難である.今回我々は,未結合手の終端に優れるプラズマ励起原子層堆積(PEALD)法を用い, SiNxまたはAl2O3の素子表面への保護膜効果を評価したので報告する.