[19a-P3-1~32] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[19a-P3-12] 銅フタロシアニン－無金属フタロシアニン混合液晶の電荷輸送特性

〇渡辺 光一¹、仲川 大¹、藤井 彰彦¹、清水 洋²、尾﨑 雅則¹ (1.阪大院工、2.産総研ユビキタス)

キーワード：フタロシアニン、ディスコティック液晶、混合液晶

液晶性フタロシアニンは可溶性と高キャリア移動度を示す有機半導体材料として知られ、同族体との混和性により電荷輸送特性の制御が期待される。C6PcH₂は自己組織的にヘキサゴナルカラムナー構造を形成し、その秩序性により高い移動度を示す。C6PcH₂の同族体であるC6PcCuを混合した場合の電荷輸送特性の変化は大変興味深い。そこで本研究では、C6PcH₂:C6PcCu混合系の相転移挙動や電荷輸送特性、結晶構造の変化について検討した。