2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 銅酸化物超伝導体発見30周年記念シンポジウム

[19p-H101-1~9] 銅酸化物超伝導体発見30周年記念シンポジウム

2016年3月19日(土) 13:15 〜 17:30 H101 (本館)

宮田 成紀(玉川大)、高野 義彦(物材機構)

15:30 〜 16:00

[19p-H101-4] 高度に結晶配向制御された銅酸化物系高温超伝導線材 ~RE123線材を中心に~

飯島 康裕1 (1.フジクラ)

キーワード:テープ状線材プロセス、長尺化およびそれらの高性能化

銅酸化物系高温超伝導体は、異方性の大きな2次元的対称性を持ち、かつコヒーレンス長が極めて短いことから、大傾角の結晶粒界が容易に弱結合となるという特徴がある。これは従来の実用超伝導体には見られない性質であり、線材化にあたっては高度な組織制御を伴う挑戦的な開発を必要とした。本講演では、単結晶のように全軸配向した薄膜テープ構造を採用したRE123系線材に着目し、現状の到達点と今後の展望を述べる。