2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » テラヘルツ・赤外領域強電磁場による極限非線形現象の光科学と応用展望

[19p-H135-1~7] テラヘルツ・赤外領域強電磁場による極限非線形現象の光科学と応用展望

2016年3月19日(土) 13:00 〜 16:00 H135 (本館)

永井 正也(阪大)、片山 郁文(横国大)

15:45 〜 16:00

[19p-H135-7] スピンダイナミクスと磁気秩序の高強度テラヘルツ磁場による制御

栗原 貴之1、末元 徹1、中嶋 誠2 (1.東大物性研、2.阪大レーザー研)

キーワード:テラヘルツ、スピントロニクス、メタマテリアル

高強度テラヘルツ(THz)中の磁場成分はpsオーダーの非常に高速なスピン歳差運動を非熱的に励起できるという特徴を持ち,従来のスピンロトニクス技術を大幅に高速化し得る技術として注目されている。今回我々は,金属メタマテリアル構造中で増幅されたTHz高強度磁場を用いてErFeO3中のスピン歳差運動を誘起し,スピン再配列相転移の初期過程を制御することで,応用上重要な「巨視的な」磁気秩序の制御を初めて実現したので報告する。