2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.1 Si系基礎物性・表面界面・シミュレーション

[19p-S223-1~10] 13.1 Si系基礎物性・表面界面・シミュレーション

2016年3月19日(土) 15:30 〜 18:00 S223 (南2号館)

上野 智雄(農工大)、嵯峨 幸一郎(ソニー)

17:00 〜 17:15

[19p-S223-7] シリコン酸化膜熱脱離によるボイド内リング構造形成の雰囲気依存性

遠田 義晴1、長内 翔大1、小笠原 崇仁1 (1.弘大院理工)

キーワード:シリコン酸化膜、熱脱離、ボイド構造

Si 基板上に形成した酸化膜(SiO2)を無酸素雰囲気で加熱すると、ボイド状の不均一な分解脱離反応が生じることが知られている。さらにボイド内部のシリコン基板が露出した表面には、加熱冷却サイクルに対応する同心状のリング構造が形成され、このリング構造はSi 表面の凸凹であることが明らかになっている。しかしリング構造は常に形成されるわけではなく、ある発現条件が存在する。本研究では、その要因について調べた結果を報告する。