[19p-S322-1~14] 1.5 計測技術・計測標準

△ [19p-S322-3] 核磁気共鳴計測用の微小サンプル管の形状設計

〇樋沢 拓真¹、高橋 雅人²、岩瀬 英治¹ (1.早大機械航空、2.理化学研究所)

キーワード：核磁気共鳴計測

現行の磁気共鳴 (NMR) 装置の磁場補正コイルでは数μLと微小な領域の磁場補正は困難である．そこで本研究では，試料室の形状を工夫することで，容積が数μL程度であり現行の装置でNMR信号が取得可能な微量試料用サンプル管の実現を目指した．試料室形状が球，カプセル形状，円柱形状の容積1 μL程度の微小サンプル管を作成し，超純水のNMR測定を行った．その結果，球形状が30 ppbで半値幅が最も狭く，以下カプセル形状，円柱形状の順であった．