2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.4 Si系プロセス・Si系薄膜・配線・MEMS・集積化技術

[19p-S423-1~17] 13.4 Si系プロセス・Si系薄膜・配線・MEMS・集積化技術

2016年3月19日(土) 13:45 〜 18:15 S423 (南4号館)

中村 友二(富士通研)、角嶋 邦之(東工大)

16:00 〜 16:15

[19p-S423-9] メタルS/D型Ge n-MOSFETの寄生抵抗低減

〇(M1)建山 知輝1、永冨 雄太1、田中 慎太郎1、山本 圭介2、王 冬1、中島 寛2 (1.九大総理工、2.九大産連センター)

キーワード:Ge MOSFET、寄生抵抗、S/D構造

我々はp型Geに対してTiNをスパッタ堆積することで低電子障壁を実現し,更にTiN-S/D型 n-MOSFETの動作を報告している.しかし,デバイスのEOTが50 nmと厚いこと,電子移動度が220 cm2Vs-1と低いこと,等の課題がある.EOTを低減すれば,チャネル抵抗が低減して電流駆動力は向上する.しかし,S/Dの寄生抵抗(Rp) が大きい時にはRpが駆動電流を律速する.今回,TiN-S/D型n-MOSFETにおけるRpを調査し,S/Dの埋込み構造がRpの低減に有効であるとの知見を得たので報告する.