2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20a-S622-1~11] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2016年3月20日(日) 09:15 〜 12:15 S622 (南6号館)

久保 若奈(農工大)

10:45 〜 11:00

[20a-S622-6] 金ナノディスクにおける多極子プラズモンの位相緩和過程の時間領域観測

西山 嘉男1、岡本 裕己1,2 (1.分子研、2.総研大)

キーワード:プラズモン、位相緩和、近接場光学顕微鏡

超高速の時間分解近接場光学顕微鏡を用いて、金ナノディスク構造における多極子プラズモンの位相緩和過程の実時間観測を行った。その結果、双極子プラズモンを励起した際とは明瞭に異なる空間パターン、時間挙動が観測された。特に、時間分解信号から評価した位相緩和時間は双極子プラズモンの場合に比べて明らかに長くなり、多極子プラズモンがより長寿命を持つこと実験的に明らかにした。