2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[20a-W242-1~11] 12.1 作製・構造制御

2016年3月20日(日) 09:00 〜 11:45 W242 (西2・3号館)

富岡 明宏(大阪電通大)

09:45 〜 10:00

[20a-W242-4] フラーレンを含む電荷移動錯体のナノ結晶化

伊藤 充史1,4、吉田 司1,4、中山 健一1,4、松井 淳2、サリチフチ N. S.3、増原 陽人1,4 (1.山形大学院理工、2.山形大理、3.ヨハネスケプラー大学リンツ、4.有機エレクトロニクス研究センター)

キーワード:ナノ結晶、電荷移動錯体

有機太陽電池の課題である電荷分離の際のエネルギー損失を解決するため、光吸収と同時に電荷分離が起きる特性を持つCT錯体に注目した。これをナノ結晶化し成膜することで電圧損失を最小限に抑えた薄膜が作製できると考えた。本研究では、C60/ferrocene、C60/CoTMPP、C60/BEDT-TTFを選択し、ナノ結晶化手法として再沈法を用いた。作製した分散液や結晶を、吸収スペクトル測定装置、SEM、XRD、FT-IR等を用いて測定し、得られた結晶の評価を行った。