2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[20a-W323-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2016年3月20日(日) 09:00 〜 12:15 W323 (西2・3号館)

小林 圭(京大)、望月 祐志(立教大)

10:15 〜 10:30

[20a-W323-6] FMO計算を援用する高分子マルチスケールシミュレーション

奥脇 弘次1、川田 修太郎1、望月 祐志1,2、大畠 広介3、小沢 拓3 (1.立教大理、2.東大生産研、3.JSOL)

キーワード:フラグメント分子軌道、χ パラメータ、イオン交換膜

高分子の相分離挙動を予測する際に重要となる、成分間の相互作用パラメータ(χ)に関して、基本単位間の相互作用エネルギーから算出する手法がある。本研究では相互作用の算出にフラグメント分子軌道法を用い、更に評価法も改良することで、テスト系において、算定したχ値から得られる相転移の臨界温度を実験値に対して10%程度の誤差で再現出来た。応用事例として、イオン交換膜(Nafion,PEEK)の水和モデルの解析結果を示す。