2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[20p-P11-1~25] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2016年3月20日(日) 16:00 〜 18:00 P11 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[20p-P11-10] トンネル電流生体高分子識別法による単分子温度変化挙動の観察

大城 敬人1、筒井 真楠1、横田 一道1、谷口 正輝1 (1.阪大産研)

キーワード:核酸、単分子識別、ナノデバイス

これまでわれわれはトンネル電流により生体高分子の識別に用いることが示すことが可能であることを示してきた。本研究では、これまで用いてきたMCBJ装置に、温度変化が可能な機能を追加し、温度変化による観察が可能な系を構築した。これを用いて、DNA二重鎖を試料として測定を行った。その結果、微小電流が電流増加するシグナルが観察され、そのコンダクタンスは温度変化とともに観察された。この温度変化はDNAのTm温度変化の前後付近で顕著であることから、分子挙動や構造が温度に変化によるものと考えられる。