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[20p-W631-4] 錯体/半導体複合型CO2還元触媒における電子移動の理論計算
キーワード:人工光合成、電子移動
CO2を選択的に還元し有機物を生成する人工光合成として、錯体/半導体複合型材料が利用されている。半導体の太陽光吸収によって励起された電子は錯体へ移動しCO2を還元する。この電子移動効率が反応全体の律速要因のひとつとなりえる。実際、NドープTa2O5/Ru錯体複合型人工光合成において、錯体と半導体を結合するアンカー配位子の違いがCO2還元反応速度に大きな影響を与えることが実験的に知られている。本研究では電子移動に与える影響因子を理論的に明らかにする。