2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 計算材料科学の新潮流 -有機分子・バイオエレクトロニクスを中心に-

[20p-W631-1~8] 計算材料科学の新潮流 -有機分子・バイオエレクトロニクスを中心に-

2016年3月20日(日) 13:45 〜 17:30 W631 (西6号館)

解良 聡(分子研)、下位 幸弘(産総研)、旭 良司(豊田中研)

16:30 〜 17:00

[20p-W631-7] 理論化学、計算化学に基づいた有機デバイス材料開発

志津 功將1、鈴木 不律1、安達 千波矢2,3,4、梶 弘典1 (1.京大化研、2.九大OPERA、3.九大WPI-I2CNER、4.JST-ERATO)

キーワード:有機EL、熱活性型遅延蛍光、理論化学

有機EL素子は電界発光を利用して電気を光に変換する素子であり、発光材料や電荷輸送材料に有機材料を用いるのが特徴である。本講演では、理論化学、計算化学を有機EL素子の次世代発光材料として注目されている熱活性型遅延蛍光(TADF)材料の開発に応用した事例を紹介する。さらに、Marcus理論とMonte Carlo法を用いて非晶質材料の電荷輸送過程を解析した研究について述べる。