2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[21a-W631-1~11] 12.2 評価・基礎物性

2016年3月21日(月) 09:00 〜 12:00 W631 (西6号館)

関 修平(京大)、山田 亮(阪大)

10:00 〜 10:15

[21a-W631-5] マイクロ波共振法を用いたチエノアセンの特異な電荷輸送特性の解明

筒井 祐介1、崔 旭鎮1、櫻井 庸明1、関 修平1 (1.京大院工)

キーワード:有機半導体、チエノアセン、キャリア輸送

環内に硫黄原子を有するチエノアセン[1]benzothieno[3,2-b]benzothiophene (BTBT) は高い大気安定性と移動度を有し、特に2,7-C8-BTBTでは、インクジェット誘起単結晶膜の31.3 cm2 V–1 s–1、ポリマーブレンド溶液のスピンコート膜の最高43 cm2 V–1 s–1などが報告されている。本研究では、2,7-BTBTが高移動度を発現する理由を明らかにすべく、置換位置が異なる4種類のC12-BTBT異性体について、分子集積構造と局所電荷移動度を議論できるマイクロ波伝導度測定法を用いて評価した。