2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.10 化合物太陽電池

[21p-S221-1~14] 13.10 化合物太陽電池

2016年3月21日(月) 13:45 〜 17:45 S221 (南2号館)

石塚 尚吾(産総研)、杉山 睦(東理大)

17:30 〜 17:45

[21p-S221-14] 高開放電圧、高曲線因子を目指したAg(In,Ga)Se2薄膜太陽電池の開発

〇(DC)梅原 猛1、飯沼 祥平1、ビン モハマド ズルキフリ ファリス アキラ1、山田 明1,2 (1.東工大院理工、2.東工大PVREC)

キーワード:太陽電池、カルコパイライト型太陽電池

多接合太陽電池のトップセル材料候補であるAg(In,Ga)Se2(AIGS)薄膜太陽電池の高効率化に取り組んだ。AIGS太陽電池はトップセルとして用いるにはまだ変換効率が低く、特に開放電圧と曲線因子の大幅な向上が必要である。我々はその開放電圧、曲線因子の低減要因がAIGSの正孔濃度の低さに起因していることを解明した。そこでAIGSの正孔濃度を増加させるべくNaの添加を行うことで、正孔濃度が増加し、AIGS太陽電池の高効率化に成功した。