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[21p-W323-7] 熱電物性同時測定を用いた格子とキャリヤの熱伝導率評価
キーワード:熱拡散率、熱伝導率、ヴィーデマン–フランツの法則
熱電材料の基本特性を明らかにするためには、ゼーベック係数S、抵抗率η、及び熱伝導率κの温度依存性を測定することが重要であり、ゼーベック係数S、及び抵抗率ηは同じ形状のサンプルで同時に測定可能である。一方、熱伝導率κの測定に一般的に用いられているLaser flash methodでは、ゼーベック係数Sの測定とは異なる形状のサンプルを用意する必要がある。交流法ではゼーベック係数S、抵抗率η、及び熱伝導率κを同一のサンプルで測定することができるが、今回はそれに加えて熱拡散率αの温度依存性を算出した。この測定結果を基にして、バルク熱電材料において熱流を運ぶフォノン及びキャリヤの寄与の割合を明らかにした。