2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[21p-W641-1~19] 6.1 強誘電体薄膜

2016年3月21日(月) 13:45 〜 19:00 W641 (西6号館)

藤沢 浩訓(兵庫県立大)、吉村 武(大阪府立大)、安井 伸太郎(東工大)

18:45 〜 19:00

[21p-W641-19] 振動発電応用に向けたBiFeO3厚膜の作製

荒牧 正明1、苅谷 健人1、吉村 武1、村上 修一2、藤村 紀文1 (1.阪府院工、2.阪府産技研)

キーワード:BiFeO3、圧電振動発電

BiFeO3を用いた圧電振動発電素子において、100μWの発電量を目指し、rfマグネトロンスパッタリング法を用いて膜厚の異なる薄膜を作製し、その圧電特性を調べた。膜厚が450nmの試料ではe31,f定数が大幅に低下しており、各電極との界面近傍に圧電特性の低い層が存在していることが示唆される。1750nmの膜の電気機械結合係数(k31)2は約5%と見積もられ、高効率の圧電MEMS振動発電素子の作製に必要な特性が得られていることがわかった。