2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[21p-W641-1~19] 6.1 強誘電体薄膜

2016年3月21日(月) 13:45 〜 19:00 W641 (西6号館)

藤沢 浩訓(兵庫県立大)、吉村 武(大阪府立大)、安井 伸太郎(東工大)

14:15 〜 14:30

[21p-W641-3] {110}一軸配向ペロブスカイト型酸化物薄膜の作製と結晶構造解析

〇(B)佐藤 智也1、木村 純一2、一ノ瀬 大地2、三村 和仙2、舟窪 浩2、内山 潔1 (1.鶴岡高専、2.東工大)

キーワード:ペロブスカイト、配向膜、エピタキシャル成長

ペロブスカイト型酸化物であるBa(Ce,Y)O3をスパッタ法により(111)Pt/Si基板上に作製することで、{110}面に一軸配向した薄膜が得られた。そのため、(111)Pt/Si基板上に{110}配向のペロブスカイトを作製するためのバッファー層としての応用が期待される。単結晶(111)Pt/(111)SrTiO3基板上に作製したBa(Ce,Y)O3薄膜では、(110)および(111)面にエピタキシャル成長し、中でも(110)配向がドミナントであることが示唆された。さらにBa(Ce,Y)O3の(110)面は、面内方向に約10.5°の傾きをもって配向することを明らかにした。