2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22a-W833-1~12] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2016年3月22日(火) 09:00 〜 12:15 W833 (西8号館)

伏見 賢一(徳島大)、井口 哲夫(名大)

11:30 〜 11:45

[22a-W833-10] 低エネルギー光子測定による治療用炭素ビーム軌道上の空洞検出のシミュレーションによる評価

山口 充孝1、長尾 悠人1、菅井 裕之2、酒井 真理2、河地 有木1、佐藤 隆博1、神谷 富裕1、藤巻 秀1、荒川 和夫1,2、鳴海 一雅1 (1.原子力機構、2.群馬大)

キーワード:電子制動輻射、炭素線治療、ビームモニタリング

炭素線治療においてビーム軌道上の空洞の発生はブラッグピークのシフトによる誤照射の原因となり、その発生を照射中に検出できれば、誤照射の影響を軽減する対策を講じることが可能となる。今回、マルチスリット型ガンマカメラによるアクリル製ターゲット中の空洞検出の実現可能性を、モンテカルロシミュレーションで評価した結果、ガンマカメラの検出器へのエネルギー付与が 60 keV 程度となるイベントにより空洞検出が可能であることが分かった。