2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[5a-A401-1~6] 1.1 応用物理一般・学際領域

2017年9月5日(火) 10:15 〜 11:45 A401 (401)

面谷 信(東海大)

11:30 〜 11:45

[5a-A401-6] ヴァイオリン演奏における弓の震えに関する弓の傾きの実験

松谷 晃宏1 (1.東工大)

キーワード:ヴァイオリン

ヴァイオリン演奏では運弓技術はとても重要である.とくにヴァイオリンの学習者には弓が震える現象がよくみられる.筆者は前回,震えやすい振動数のピークには弓毛の接触位置と張力依存性が存在することを報告したが, C. Fleschは演奏法の教本の中で「弓が震える危険がある場合には,生徒に直ちに弓を傾斜して持つように注意しなければならず」という興味深い指摘をしている.今回は,弓が弦に対して垂直に接触する場合と傾斜して接触する場合の弓の震えについて実験したので報告する.