2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » フォトニクスにおける極限計測技術

[5p-A402-1~6] フォトニクスにおける極限計測技術

2017年9月5日(火) 13:00 〜 16:00 A402 (402+403)

尾松 孝茂(千葉大)、栗村 直(物材機構)

14:00 〜 14:30

[5p-A402-3] 光格子時計を基準として刻む時刻系信号

井戸 哲也1、蜂須 英和1、中川 史丸1、花土 ゆう子1 (1.情通機構)

キーワード:光格子時計、時系信号、光周波数標準

1週間に一度運用する光格子時計を基準として、常時16桁の精度を維持する時刻系信号を半年間に渡ってリアルタイムに生成し続けることに成功。またこれを利用して、協定世界時(UTC)の刻む時間の長さが16桁目において国際単位系の1秒からずれている実態を確認した。今回開発した光時計の間欠運用という手法により従来を一桁上回る時刻系信号の生成とともに従来セシウム原子泉で行われてきたUTCの歩度校正を代替できることを示した。