2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 科学技術の人材育成および教育の取組みとその活性化 -九州地区-

[5p-C24-1~6] 科学技術の人材育成および教育の取組みとその活性化 -九州地区-

2017年9月5日(火) 14:30 〜 17:00 C24 (C24)

長谷川 誠(千歳科技大)

15:30 〜 16:00

[5p-C24-3] ICT活用とアクティブ・ラーニングによるユニバーサルデザインの理数教育=久留米工業大学の実践例から=

中村 文彦1 (1.久留米工大 工)

キーワード:理数教育のアクティブ・ラーニング、ICTを利用した理数教育

物理は理工系の基幹教科であるが,最も嫌われる教科でもある。理工系の学生ですら,その多くが物理を嫌う。にもかかわらず,物理の講義・教科書・実験等,教育課程の大幅な修正は半世紀以上の間なされていない。そこで我々は,①物理が嫌われる原因はどこにあるのかの実態把握(アンケート調査)を行い学生の苦手意識を薄めるために②ICT機器と五感を使った実体験型アクティブ・ラーニングを組み合わせた物理教育プログラムの開発を行い,多様な学力をもつ学生に対応できるユニバーサルデザインの物理教育方法の構築を目指している。 講演では,アクティブ・ラーニング手法とICT機器を活用した実践例として久留米工業大学・広島大学で行った「物理を苦手とする学生を対象とした物理学実験の改革」,「図を描くことから始める物理現象の理解」「物理の講義におけるe-learning導入効果」について紹介したい