2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[6p-A412-1~15] 6.2 カーボン系薄膜

2017年9月6日(水) 13:15 〜 17:30 A412 (412)

小山 和博(デンソー)、嘉数 誠(佐賀大)、鹿田 真一(関西学院大)

14:15 〜 14:30

[6p-A412-5] 高分解能ナノNMR: (111)ダイヤモンド薄膜の作製

磯谷 順一1、小野田 忍2、角谷 均3、Aslam Nabeel4、Pfender Matthias4、Neumann Philipp4、Reuter Rolf4、Zappe Andrea4、Fávaro de Oliveira Felipe4、Denisenko Andrej4、Wrachtrup Jörg4,5 (1.筑波大、2.量研、3.住友電工、4.シュツットガルト大学、5.マックスプランク研)

キーワード:量子センシング、NV センタ、高分解能ナノNMR

NVセンタを量子センサーとするナノNMRでは、通常のNMRの12桁に当たる高感度とナノスケールの空間分解能が示された。ところが、周波数分解能においては、NMRが得意とする化学構造情報を得るには遠く及ばない。本研究では、3Tの高磁場と窒素核スピン(スピン格子緩和時間260秒)をメモリに用いてppmの分解能を達成した。ナノNMR特有の周波数分解能の課題を議論し、そのうち材料からの課題解決を報告する。