2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[6p-A413-1~18] 12.1 作製・構造制御

2017年9月6日(水) 13:15 〜 18:00 A413 (413)

富岡 明宏(大阪電通大)、三浦 康弘(浜松医科大)

13:30 〜 13:45

[6p-A413-2] 接種凍結に伴う液晶性フタロシアニンの分子配向における高分子添加効果

北川 貴大1、ラマナナリヴォ ミハリ1、藤井 彰彦1、尾﨑 雅則1 (1.阪大院工)

キーワード:有機半導体、フタロシアニン、接種凍結

一軸性の高いキャリア移動度を示す液晶性フタロシアニンC6PcH2の配向膜を『接種凍結』を利用することで作製した。作製過程において配向膜にはキャリア輸送の障害となるクラックが発生するが、P3HTを添加することでクラック抑制に成功した。作製した薄膜の分子配向、結晶性及び電気特性を、偏光顕微鏡観察、偏光吸収スペクトル測定、X線回折測定及びトランジスタにより評価し、P3HT添加効果の詳細を明らかにした。