2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[6p-A414-1~21] 3.8 光計測技術・機器

2017年9月6日(水) 13:15 〜 19:00 A414 (414)

塩田 達俊(埼玉大)、安井 武史(徳島大)、時実 悠(理研)

16:30 〜 16:45

[6p-A414-13] 可飽和吸収と高次非線形屈折を有する非線形ナノコンポジット媒質のため のclosed-aperture Z-scan理論

松島 俊輔1、富田 康生1 (1.電通大院情報理工)

キーワード:ナノコンポジット、非線形光学、半導体量子ドット

Sheik-Bahaeらにより高感度な3次非線形光学定数計測法として開発されたZ-scan法は、これまでに多光子吸収と3次・5次非線形屈折を有する非線形光学媒質にまで拡張されている。一方、我々は半導体CdSe量子ドット分散ポリマーナノコンポジット(QDPNC)に可飽和吸収と高次非線形屈折が誘起されることを観測し、それに対するZ-scan理論について報告している。しかし、この理論は5次非線形位相変化が3次のそれよりも十分小さい場合に制限されていた。本報告では、その制限のない可飽和吸収と高次非線形屈折を有する非線形媒質に対する一般化closed-aperture Z-scan理論について報告する。