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[6p-PB6-3] インフルエンザバイオセンサー開発のための糖鎖分子の比較
キーワード:バイオセンサ、糖鎖、インフルエンザウイルス
インフルエンザウイルスがヒト・鳥のどちらに感染するかは、ウイルスタンパク質ヘマグルチニン(HA)の結合相手である宿主細胞表面の糖鎖におけるシアル酸(Sia)の結合位置の差(ヒト型受容体:Siaα2-6Galactose、鳥型受容体:Siaα2-3Galactose)に依存している。さらに、糖鎖の違いにより生体中の反応自体が影響を受けるため、複数の糖鎖での反応性評価を行い、検出分子系として適当な糖鎖分子の探索を行っている。今回は、Sialylglycopeptide (SGP)と高分子であるシアロ糖鎖ポリマーを比較した結果について述べる。