[7a-A202-1~8] 6.3 酸化物エレクトロニクス

[7a-A202-8] NASICON型固体電解質LiZr₂(PO₄)₃の低温相・高温相間の構造相転移の第一原理計算による解析

〇池田 稔¹、大野 隆央¹、三石 和貴¹、稲熊 宜之²、舩山 耕生²、森 大輔^2,3 (1.物材機構、2.学習院大理、3.三重大工)

キーワード：NASICON型固体電界質、構造相転移、第一原理計算

前回、NASICON型LiZr₂(PO₄)₃のLi拡散の第一原理計算結果を報告した。LZPOは。低温相(LT)のalpha’ phaseと高温相(HT)のalpha phaseの２種類の結晶構造が存在し、330Kで相転移する。alpha' phaseは、三斜晶でC-1の対称性を有し、\alpha phaseは菱面体晶であり、R3Cの対称性を有している。今回、第一原理計算とそれから導き出される力場を用いてのphononの振動解析から、有限温度での2種類の構造間での構造相転移とLiのisotope効果について解析したので報告する。