2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 転位研究の最前線 ~材料を越えた視点から見えてくるもの~

[7p-A201-1~10] 転位研究の最前線 ~材料を越えた視点から見えてくるもの~

2017年9月7日(木) 13:30 〜 17:30 A201 (201)

沓掛 健太朗(東北大)、矢野 裕司(筑波大)

15:15 〜 15:30

[7p-A201-6] Si中ミスフィット転位のバーガースベクトル決定に有効な多波回折明視野X線トポグラフィ

〇(M2)鶴丸 哲也1、水落 博之1、鎌本 春花1、津坂 佳幸1,2、篭島 靖1,2、松井 純爾2 (1.兵庫県大院物質理学、2.兵庫県大・放射光ナノテクセンター)

キーワード:X線トポグラフィ、転位

明視野X線トポグラフィは、回折光の代わりに透過光を用いることで転位像を大きな変形なく撮影できる手法である。これに加え、今回の実験ではシリコンのミスフィット転位として知られるa/2<110>のバーガースベクトルの決定に必要な回折を多波回折の条件のもとで採用した。これにより各回折による転位像の変形も微小に抑えられ、本手法がバーガースベクトルの決定に有利な測定手法となる。