[7p-PA7-1~25] 9.2 ナノワイヤ・ナノ粒子

△ [7p-PA7-21] シリコンナノ結晶を用いた重水素分離手法の研究

〇(M1)野又 郁実¹、松本 貴裕^1,2 (1.名市大医研、2.名市大芸工)

キーワード：ナノ結晶、水素、同位体

シリコンナノ結晶表面(n-Si:H)に重水素が終端すると, 軽水素と比較してその脱離率は1/10から1/100となり, 一度結合すると離れにくい性質を有する。本研究は重水素の効率的回収を目的とし, n-Si:Hと光を利用して重水素の分離・回収可能性を検討したものである。重水中でかつレーザー照射したn-Si:Hでは, Si-Dの屈曲振動モードが観測されたが, 軽水中で同様の実験をおこなったn-Si:Hでは, 本スペクトルが観測されないという結果を得た。