2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[7p-S42-1~16] 11.1 基礎物性

2017年9月7日(木) 13:15 〜 17:45 S42 (第2会議室)

八巻 和宏(宇都宮大)、北野 晴久(青学大)、島影 尚(茨城大)

15:45 〜 16:00

[7p-S42-10] 微細加工部への電気化学処理によるFeSe1-xTex単結晶素子の超伝導特性の改善

岡田 一宏1、高木 友宏1、小林 将大1、大沼 遥1、野地 尚2、小池 洋二2、鮎川 晋也3、〇北野 晴久1 (1.青学大理工、2.東北大工、3.岡山大理)

キーワード:鉄系超伝導体、電気化学手法、微細加工

鉄カルコゲナイド超伝導体は、鉄系超伝導体の中で最も単純な結晶構造を持つ。ただし、試料合成の段階で四面体層間に混入する過剰鉄を除去するための熱処理や電気化学処理が必要とされてきた。本講演では、従来、多結晶試料や薄膜試料に限られてきた電気化学的な過剰鉄のデインターカレーションを、微細加工技術と組み合わせて単結晶試料に適用させた結果を報告し、FeSe1-xTex単結晶素子への電気化学処理の有効性について議論する。