2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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[8a-PB3-1~8] 8.2 プラズマ診断・計測

2017年9月8日(金) 09:30 〜 11:30 PB3 (国際センター2F)

09:30 〜 11:30

[8a-PB3-1] 水中溶存酸素の紫外吸収分光測定

呉 準席1、小川 広太郎2、平松 美根男1、伊藤 昌文1、八田 章光2 (1.名城大、2.高知工大)

キーワード:プラズマ処理水、溶存酸素

生物や生体に対する大気圧プラズマの影響は主にプラズマによって生成された活性酸素窒素種(RONS)による現象であることが知られているが、放電ガスとしてHe又はArを用いて大気圧プラズマ処理を行う実験では、照射した希ガス等により照射対象周辺のガスが置換され、雰囲気の酸素分圧が低下して体液中や水中の溶存酸素にも影響を与えることにも注目する必要がある。紫外吸収分光法では水中で安定なRONSに加えて溶存酸素濃度を定量的かつその場で測定することができるが、溶存存酸素に対する紫外吸収分光の先行研究例は少なくスペクトルの同定や定量的な解析に関しては他の測定方法との比較を行い明確にする必要がある。本研究は溶存酸素をパージ又は真空排気し、溶存酸素の減少による負の吸光度(透過率の上昇)スペクトルを測定、溶存酸素とその紫外吸収スペクトルの挙動を明らかにする。