2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[15a-P3-1~11] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2017年3月15日(水) 09:30 〜 11:30 P3 (展示ホールB)

09:30 〜 11:30

[15a-P3-6] 水ガラスコートされたSi-Graphite負極の電極特性

山下 直人1、坂本 太地1、岩成 大地2、池内 勇太1、吉田 一馬2、田中 一誠2、向井 孝志1 (1.ATTACCATO合同会社、2.ティーエムシー)

キーワード:リチウムイオン電池、水ガラス、負極

次世代のリチウムイオン電池の負極材料として、高容量化が期待できるシリコン(Si)が注目されている。しかし、充放電に伴う体積変化が大きく、数回足らずの充放電で激しい容量低下を示すため、実用電池では、黒鉛とSiとの混合系によって高容量化と長寿命化の両立が図られている。これまでに我々は、高い強度と優れた接着性を示す水ガラスを開発し、水ガラスを用いたSi負極について報告してきた。今回、結着力が不十分な樹脂系バインダ用いた電極に、水ガラスでコーティングすることにより、Siの配合量を増加させても安定した寿命特性が得られた